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【華道部】「2024花の甲子園」出場

 令和6年7月27日(土)、池坊短期大学にて「Ikenobo 2024 花の甲子園・近畿地区大会」が行われました。本校からは高校3年生の東野桃子さん、クレシ=アリジュさん、高校1年生の小寺彩世さんが出場しました。

 今年の近畿地区大会テーマは「わたしの今」というものでした。それぞれが考える「今」をいけばなで表しました。
 高1の小寺さんは、過去から現在、未来の自分に見立てた花材を後ろから前に向かって順番に生ける方法で「過去があるから今の自分がある、今があるから未来がある」という思いを表現しました。モンステラの大きな葉は未来への伸びしろです。
 高3の東野さんはアイデア自由花というジャンルを担当し、自分で自由に花器を設定できるため大中小の器で過去・現在・未来の自分を表しました。また、1種類だけ好きな花材を持ち込むことができるので、「今この瞬間を生きる」という花言葉を持つカルピディームというオレンジのバラを用意しました。花器の一部の銀色の丸い枠は自分の限界を表し、枝を突き抜けさせることで今の自分を越えるという意味も込めました。
 同じく高3のクレシさんは、ひまわりとその後ろのアレカヤシで未来への希望の強さ、ヒペリカムの赤い実で今の努力が実を結ぶことへの期待、黄色のオンシジュームで未来への不安を表しました。クレシさんは花器の三角の模様を「未来に向かう中でぶつかる困難」に見立て、期待や不安を抱きながら乗り越えていくという意味も込めて作品を生けました。

 予想していた花材がないものもあり、戸惑う場面もありましたが、それぞれの思いが作品や解説のプレゼンにあふれていました。高校3年生と1年生のチームでしたが、お互いにアドバイスをしあいながら協力して取り組むことができ、充実した大会になりました。

  

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