中学校

【理科】中学3年生 ダニエル電池の実験

中学3年生の理科では、感染対策を徹底しながら、教科書にある実験は実際にすべて行い、事象に対する理解を深めながら授業を進めています。
今年度からの新課程導入で、高校化学で扱っていたダニエル電池を新たに中学で扱うこととなりました。ダニエル電池とは2種類の金属板と水溶液から起こる化学反応を利用した電池です。
この電池の特徴は「素焼き板」という水溶液中の小さな粒子(イオンという)を通す板を用いることです。
教科書では素焼き板のかわりにセロハン膜を用いたものも提示されていました。そこで、今回は銅と亜鉛の大きさをいろいろ変えて、また銅については銅線をコイル状に巻いたものも入れて、さらに素焼き板のときとセロハン膜のときの違いも加えて「7種類」のダニエル電池を作り、それらにボルタ電池も加えて「8種類」とし電圧測定や電池の持ち時間を調べました。

生徒たちはそれぞれの結果を入力し、ボルタ電池とダニエル電池の違い、素焼き板とセロハン膜を使ったときの違い、金属板の大きさによる違いなども考えました。
またこの実験では重金属の水溶液を用いるので環境問題についても考えてもらうため、廃液削減のためのろ紙を使った実験も「7種類」の中に加えて行っています。


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