中学校 / 高等学校

校長の目(京都新聞より)

今日の京都新聞朝刊に本校の中学3年生が高齢女性を助けたというニュースが掲載されました。
記事の内容を以下に紹介します。

駅のホームから転落した高齢女性を力強く抱え上げて助けたのは、全国トップレベルの実力を持つ女子中学生スプリンターだった。 

今月11日夕、京都市南区のJR西大路駅のホームで70代女性がふらついて線路に転落した。  

近くにいた会社員林沼彩菜さん(20)=滋賀県草津市=と同僚の金井みもざさん(24)=同県守山市=が非常ボタンを押し、30メートル手前で列車が停止。その後、京都光華中3年薬師寺愛葉さん(15)=大津市=が女性を助けるために線路上に降りた。

薬師寺さんは、同中陸上競技部に所属し、今年の全国中学校体育大会の100メートル決勝で3位に入賞した短距離の有力選手。サイレンが鳴り響き電車が止まっているのを確認した後、線路に降りて女性を自分の肩の高さまで抱え上げた。

林沼さんらが協力して女性をホーム上に引き上げ、安全な場所に移動させた。女性は熱中症とみられ、落下時に腰の骨を折るなどのけがをし救急搬送されたが、命に別条はないという。

迅速的確な連携活動により人命を救助したとして、京都市の南消防署は27日夕、3人に感謝状を贈った。

薬師寺さんは人を抱きかかえた状態で走る練習も行っていたという。「最初はよろけたが重くは感じなかった。周りの人が手伝ってくれたのがありがたかったし、人を助けられたのが一番良かった」と笑顔で話した。
  ※写真は京都新聞電子版より
校長より
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