国際的な視野を持ち、感性を磨くには、まず日本の文化を知ることが大切です。そこで本校では、各界を代表し、活躍されている先生方のご指導や監修をいただき、日本の伝統文化の教育を正課で開講しています。長い歴史の中で培われてきたそれぞれの伝統文化に触れながら、心が潤うゆとりの時間を共有し、個性豊かで国際的な視野を持った女性を育てることを目指します。
室町時代に始まった殿中や書院の茶の湯は、村田珠光、武野紹
などによって世にひろまりました。やがて、千利休が禅の心と侘びのたたずまいを取り入れた「茶道」を大成します。
「普段と違う空気を楽しめるから好きです。」
千 宗室 家元
臨済宗大徳寺管長・僧堂師家 中村祖順老師のもとで参禅得度。祖順老師没後、妙心寺盛永宗興老師のもとで参禅。平成14年12月裏千家16代家元継承。平成19年まで京都芸術センター館長を務める。本学園教育顧問。茶道 裏千家
花と向かい合うと、いつも心が慰められ励まされるような思いがするのは、花が私たちと同様に「生命体」として輝いているからでしょう。
いけばなという形を通してあらわれる、”ときめき”を大切にして、真の心の豊かさを多くの人と分かち合っていきたいと思います。
「花と会話ができるようになりました。」
池坊 由紀 次期家元
華道家元池坊次期家元。国内外でのいけばなの普及はもとより、日本画や彫刻など他の芸術分野とのコラボレーションも展開。日本いけばな芸術協会副会長。本学園教育顧問。琴の音色の美しさが世界で評価されるのは、楽曲だけでなく、日本の深い歴史や文化が聴く人に伝わるからではないでしょうか。お琴を弾くのは初めてという人も、自分で絃に触れてみて、その不思議な響きや雅な気分を味わってほしいですね。
「日本の音楽がこんなに美しいものとは知りませんでした。」
野田 弥生 先生
京都市芸術新人賞受賞。京都三曲協会副会長、京都市芸術文化協会評議員、京都市女性協会評議員。海外での演奏も多く、文化使節としての功績を残す。細い太い、やさしい強い、いろんな表情を与える筆の文字。茶色や青味がかった色など墨によっても変わります。一本の線でも人によってみんな味が違うし、同じ人でも二度と同じものが書けない、そんな自己表現のひとつとして書を楽しみましょう。
「字と向き合うことで自分を見つめ直すことを学びました。」
池田 桂鳳 先生
日比野五鳳氏に師事。瑞宝中綬賞・恩賜賞・芸術院賞、日展文部科学大臣賞受賞、日展常務理事・審査員、読売書法会常任総務、奈良教育大学名誉教授。平安朝の雅を受け継ぐ和歌からは、今も変わることのない季節感や情感が伝わってきます。和歌をたしなむことで、世界に誇ることのできる日本文化を身近に感じていただければと思います。(写真:歌会初め 冷泉家時雨亭文庫)
「言葉を意識するようになりました。」
冷泉 貴実子 先生
冷泉家24代 冷泉為任氏の長女として京都市に生まれる。京都光華高等学校教諭を経て、現在、冷泉家時雨亭文庫常務理事。冷泉家25代為人氏夫人。冷泉流歌道玉緒会を指導。行儀作法とよくいわれますが、そのはじまりは見る人が不快に思わないように振る舞うという相手への思いやり、そして自分自身も気持ちよく過ごすためのルール。伝え継がれてきた日本人の心の美学に触れてください。
「目上のひとに対してしっかり挨拶ができるようになりました。」
小笠原 清忠 宗家
弓馬術礼法小笠原教場三十一世家元。儀礼文化学会常務理事。皇学館大学特別招聘教授。大正大学非常勤講師。池坊文化学院客員教授。



